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Wataru LINDA Igarashi|アートディレクター


コスチュームデザイナーはマルチであることが大事。
そのためにも服の基礎をしっかり身につけて!
空間演出にグラフィック、ファッションや広告ディレクションまで、キュート&モードなクリエイティビティを発揮。女のコから絶大な支持を集める五十嵐LINDA渉さんが今回、学校案内の表紙を担当。サクセスと舞台裏に密着します。

<PROFILE>独自の感性を生かしたアートデザインやコンセプトが多方面から称賛され、幅広い分野でマルチに活躍。第28回 東京ガールズコレクション2019 SPRING/SUMMERではキービジュアルの制作を。SHIBUYA 109「40周年プロジェクト」に伴う館内リニューアル計画では環境設計や内装デザインに関するクリエイティブなどを担当。自身が手がけるブランドに、自分らしさを追求したジェンダーレスなアンダーウェアブランド「W-MAGIC」がある。また「ゆるミュージックほぼオールスターズ」(エピックレコードジャパン所属)のメンバーとしても多くのメディアに登場、そのMusic Videoも監督するなど、活躍は多岐にわたる。

有限会社ヴィレッジ アゲイン アソシエイション(VAA)
アートディレクター/デザイナー兼スタイリスト
五十嵐 LINDA 渉さん 服飾造形科→アパレルデザイン科→デザインアート科
2003年度卒業
東京都/私立文化学院高等課程出身

撮影美術の仕事でもドレメでの学びが役立っています

私は物心ついた頃から絵を描くのが大好きで、その頃から芸術関係の道に進もうと思っていました。幼い頃から中学校2年くらいまで、いじめにあっていたのですが、逃げ込んだのも保健室ではなくて、美術室。中学時代は美術室でひたすら絵を描いている、そんな日々を過ごしていました。
高校は芸術教育に取り組み、自由な校風だった御茶ノ水の文化学院に進学。本気で画家を目指していたのですが、画家として生計を立てる難しさを知り、自分が本当に好きなものは二番目としてとっておこう、そう思うようになったんです。
普段から家で服のリメイクをするような子どもだったので、そこからの方向転換はものすごく早かったですね。その次に好きなものは洋服だ!洋服のデザイナーになろうと思い、ドレメに入学しました。
もともと大人数が苦手で、ひとつの教室に人がたくさんいるところは無理なので、先生とのコミットをしやすいドレメは、私にぴったり。アットホームな校風と、手芸的要素や技術を学びたい思いも強かったので、オープンキャンパスにも行かず、ドレメで即決でした(笑)。
ドレメでは編入を経て、4年間学びました。CADやシステムを覚えるのも重要だけれど、実際に手を動かし、身につけていく感覚もやはり大事です。造形力を一から学べて、本物の技術を教えてくれたドレメには感謝しかありません。

最近は広告撮影のディレクションをメインに、ミュージックビデオなどの制作に関わることも増えてきました。私ができないのは、カメラとヘアメイクだけ。洋服の根本を理解しているので、撮影がすごく早いんです。
洋服を作ることは、二次元のものを三次元にしていく作業です。どういうふうに立体にしていこうかというとき、撮影美術の仕事でもドレメで学んだことがものすごく生きていることを実感しています。

コスチュームデザイナーの仕事は多種多様です。私はどんなジャンルもできるようになったほうがいいと思っていて、実際にたくさんの経験を重ねてきました。一番勉強になったのはオペラの衣装です。演劇の基本になっている部分なので、作り方も何もかも普通の衣装とは違います。バレリーナやフィギュアスケーターの衣装もそう。こうやって作れば破れない、こうすれば早着替えができるんだ。現場では、ドレメで習ったことを覆されるくらいの縫い方が必要になることも少なくありません。
どんなジャンルでも作れないとコスチュームデザイナーになるのは難しいからこそ、学生時代のうちに服の基本をしっかりと身につけて欲しい。そう断言したい。たとえば、人間の骨格にあわせたコルセットを縫えなければ、衣装は作れないと思うんです。その基礎があって、刺繍などの飾りにつながり、アイドルの衣装に行き着く。基礎がしっかりしていなければ、応用はできないし、デザインも似通ったものしかできなくなっちゃうと思うんですよね。
基礎を学ぶなら、やっぱり学校です。ドレメは技術を得意としている学校なので、得るものは大きいはず。
コスチュームデザイナーを目指すなら、なんでもやってみたいことはやってみることも大事です。洋服だけにかかわらず、プロデューサー的なこともやりたいなら、マルチであり続けること。そのためにはマルチな考え方で技術を学ぶのがいいのかな。

※内容は取材時のものです。